ヘルニア闘病記

大学時代の交通事故が原因で腰部椎間板ヘルニアと診断された

今思い出してもつらい、切ない思い出

大学時代にスピードを出しすぎた対向車と正面衝突する交通事故(車は全損)に遭い、それがきっかけで腰部椎間板ヘルニアになりました。

実は最初の1年はたまに腰痛と下肢が軽くしびれる程度だったのですが、2年目になると徐々に症状が悪化してきて、歩いたり起き上がったりするのがきつくなってきました。

当時は接骨院でマッサージをしてもらったり、整形外科で腰部に注射をしてもらって、ごまかしごまかし生活をしていました。ところが、ある日農学部付属高坂農場の牛舎(山形県鶴岡市)の雪かき(当時積雪50㎝なんてざら!)をしてから腰が急に痛みだしました。

その日は研究室の忘年会でしたが、お酒を飲むにつれて痛みが増し、しまいには立ち上がることもままならなくなり、薬を飲んでも痛みが引かず、そのまま鶴岡市立荘内病院に入院してしまいました(12月24日)。

入院中は立ち上がるどころか、体を起こすだけで下肢が火をつけたようにジリジリ痛くなる為、寝たままスプーンで食事をとり、ストローで水を飲みました。動けないので、大も小もベッドの上で寝ながら済ませました。小は尿瓶でしたが、大は塵取りのようなものお尻の下にあてがわれるのですが、かなりの屈辱でした(笑)。

痛みのために夜も眠られず、ナースコールを鳴らし、痛み止めの注射を打ってもらったり、疲れはてて早朝に眠る日々が続きました。ここでは特に積極的な処置はなく、症状も全く軽減しない為に実家(宮城県大崎市)に戻ることにしました。

30日に道中の車の振動に耐えながら(振動が辛い!)実家に戻り、大崎市民病院に転院しました。当時はMRIの検査待ちとかで検査を待つだけの日々があり、10日後にやっと検査してL4/L5、L5/S1の腰部椎間板ヘルニアと診断されました。手術するか、このまま数か月安静にして痛みが治まるのを待つかの選択でしたが、痛みが強かったのと、このまま入院していては留年してしまう!!ということで手術を選択しました。

時間がかかりましたが手術は6時間ほどで無事に終了。起き上がっても、歩いても痛くなくなりこれで治った!と思いウキウキしていました。が、喜ぶのもつかの間、退院した直後から腰の調子が悪く、痛み止めを毎日飲んで痛みを抑えていました。その後、ちょっとした動作で1週間は動けなくなるような酷いギックリ腰を繰り返し、「手術したのに何で痛いんだ!?」と考えるようになりました。

手術=完治、痛みから解放!・・・ではなかった

鎮痛剤多飲の副作用なのか、手のひらや脇や太ももの内側が痒く、シビレが出るようになり、車のハンドルを握るときの感覚が無くなることもありました。薬のために身体がおかしくなっていたのだと思います。

痛く、熱い鍼灸で、地獄の苦しみから解放されました!

そんな時、母がある鍼灸の先生を紹介してくれました。その鍼灸院は仙台の上杉にあり、母はどうしようもなく辛いときだけ治療を受けていたようです。

何故、本当にひどいときだけ行っていたかというと、鍼が極太で患部に当たるとズキンと何とも言えない重苦しい痛みがあったからだそうです(症状が軽いときは近所の痛くない鍼を受けていたそうです)。私も今まで受けていた鍼とは別次元で、とにかく鍼の痛みに耐えるのに汗が吹き出しました!

また、お灸も激烈に熱く、熱さに悶絶しながら耐えていました。先生は「おどご(男)なんだから、我慢しろ!」と言っていましたが、”何でこんな思いをしなくてはならないんだ!”と思ってはみましたがまな板の鯉とはこのこと。とにかく我慢しかありませんでした!

そこの先生は見た目は大柄で怖かったのですが、腕は確かで「2週間後くらいに治るがら!」とぶっきらぼうに言っていました。ハリをした箇所は何とも言えない筋肉痛のような痛みが残り、「本当に良くなるのだろうか?」と思いました。が、症状は日に日に良くなっていき、2週間後には普通の生活ができるようになっていました!手足の異常感覚も完治していました!

こんなすごい先生がいるんだ!鍼灸って不思議だなあ!凄いなあ!と感じました。

そして私も腰部椎間板ヘルニアで苦しんだので「このような痛みの人を救いたい、手助けできる仕事に就きたい」と思うようになりました。
一度は大学院に行くことも考えましたし、就職も内定していましたが、治療家への道を歩むことにしました。

患者さんが痛みで顔をゆがめて来院されると、あの頃の辛い日々を思い出し、「この方を笑顔にしたい!」と思い、気が引き締まります。
当時は

なんで自分ばっかりこーなんだろう!
とにかく痛くて嫌になる!
もう、何もかも嫌だ!

と私も考えていました。
しかし、鍼灸と出会い、なんとか復活し、今はお手伝いする側になっています。
私のように痛みのために、悔しい思いをしたり、情けなくなったり、暗く沈みこんでいる人もいると思います。

大丈夫です、私も良くなりましたから!
鍼灸というと敷居が高いと思いますが当院のHPをご覧になって、直接話しを聞きたい方は一度ご相談ください。