腰痛・下肢・足の症状

ぎっくり腰
効果
代替性
鍼の響き
総評

ぎっくり腰(急性腰痛)は、その少し前より疲労がたまっていることがほとんどなので、それが腰痛という形で急に噴出したものと考えられます。

効果:鍼が良く効きます。ぎっくり腰を年に3回も4回も繰り返すようならば、それは芯のコリが取れていないので当院のような深部の筋肉を治療できるところでコリをほぐしてもらう方が良いです。

代替性:整体やカイロプラクティックでも良くなるケースもありますが、施術者の技量に左右されます。服薬や湿布をしていてもある程度、休養・安静にしていれば徐々に良くなるものでもあります。

鍼の響き:鍼は体格にもよるが、5番~10番くらいものを中心に用いるので、ズーンとした刺激感はありますが、ぎっくり腰自体の痛みが辛いので、鍼の痛みは我慢できるというものです。

総評:治療回数は1~3回で終了することが多いです。1,2回で動けなかった人が動けるようになるので、鍼を受ける価値があります。技量にもよりますが、整体やブロック注射でも良くなることがあるので、整体のボキッってのと、注射のブスッてのと、鍼のズーンの内でご自身が良いと思ったものを選べばよいのではないでしょうか?

ただ、疲労が原因なので、仕事量、ストレス、食事、睡眠、運動などを一度見直しましょう。生活改善が難しい場合は鍼灸や整体などで定期的にからだのメンテナンスをすることで回避できます。

慢性腰痛
効果
代替性
鍼の響き
総評

慢性腰痛は常に重量物を持っている人や介護で人を抱きかかえている人、中腰の姿勢が多い人は慢性腰痛になりやすく、立ち仕事、座り仕事、夜勤の人が多い、寒冷環境などでの仕事の人も注意が必要です。

普段、重量物など持たないタイプの慢性腰痛は循環障害が原因なので、姿勢改善、運動不足、生活習慣の改善で良くなることも多いのですが、腰に常に負担がかかり酷使している人は深部の筋肉のコリを長針でほぐしてからでなければ良くならない可能性があります。良くなった後は適度な運動やストレッチや仕事で痛くならない工夫をすることが治療よりも重要でしょう。

効果:鍼が効きます。ただ、本当に良くしたいなら週1回で2か月くらい必要です。

代替性:整体やカイロプラクティック、鍼灸など効きますが、治す気なら少し気長に通う必要があると思います。ただ2、3回の施術で全く変化がみられないようでしたが、そこでは治らないと考えた方がいいです。逆に治療家としては、2、3回は猶予が欲しいところです。

鍼の響き:腰の深部のコリにあたると少しズーンときますが、我慢できないほどではないです。

総評:慢性腰痛で来院する患者さんは普段はちょこちょこ痛いけど、低空飛行を続けていたが何かのきっかけで痛身が強くなったのでどうにかしてくれーという方でいわゆる“腰痛もち”の方だと思います。また、様々な療法を一通り試している人も多いと思います。

当院ではこのような方の痛みを0にする(になる)ということを想定してはいません。時々無理すると痛くなる程度にするのが施術の目的で、残り数%はセルフケア、生活改善で何とか出来ると思います。痛くてたまらない状態から解放されるのですから、受けてみても良いのではないでしょうか?また、あまり自分で気を付けるのは得意ではない方は定期的に治療を受けるのも良いかと思います。

ただ、最近では慢性的な腰痛に様々な薬も出ていますが、私個人は賛成できませんので、おすすめしません。痛みが強い期間など、期間を決めて服薬するのは良いかもしれません。

下肢の痛み・しびれ・重苦しさ(坐骨神経痛など)
効果
代替性
鍼の響き
総評

当院に来院される患者さんを診ていると7割は腰由来の神経痛で、2割は仙腸関節由来で、1割は原因不明です。なぜ、分かるかというと、そこに鍼をすると治るからです。ただ、1割の方は治せません。

治療期間も腰痛よりもかかる場合が多く、少し良くなったからといって無理をするとぶり返すので、職場の上司や管理職にはそのへんを理解してもらって職場復帰してもらいたいところです。

医療機関で検査しますと、画像の状況によって椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などと診断されるようです。診断名がついたからといって、鍼灸で治らないことはありませんが、次のことを注意してください。

【腰部椎間板ヘルニア】ヘルニアと診断されても、多くは保存治療で一部のみが手術を要します。したがって、鍼灸治療も多くに適用とされますが、下肢にビリビリヒリヒリするような激しい電撃感・灼熱感が伴うようなものは神経根部に炎症が起きていますので効きにくいor不適な場合が多いです。こういう激しい症状に鍼をしても全く効きません。

【脊柱管狭窄症】狭窄症も多くは保存治療で、片側の下肢に主に痛みがメインの場合は改善がみられますが、両側の下肢でしびれや灼熱感(ヒリヒリチクチク)が出ているものに関しては治らないことが多いです。

効果:何もしなくても強烈な電撃感覚・灼熱感覚がないものには鍼が効きます。医療機関での診断では

何も言われなかったもの(坐骨神経痛含む) > 腰部椎間板ヘルニア > 脊柱管狭窄症

の順で効果があります。

代替性:神経痛は腰の筋肉のコリによる腰部の神経根の血行障害によるものが多く、早く治すには整形外科やペインクリニックなどでブロック注射を打ってもらうか、カイロプラクティックや整体等で背骨の位置を直してもらうか、鍼をしっかり打ってもらうかしかありません。ちなみに電気治療やけん引治療、ウォーターベッドでは治りません。

鍼の響き:深部の筋肉をターゲットにするため、長く太い鍼を用いるのでまずまず響きます。

総評:何も言われなかったもの(坐骨神経痛含む)や腰部椎間板ヘルニアあたりまでは鍼が良いかもしれません。それは筋肉のコリやそれに伴う血流不全が鍼によって改善するからです。脊柱管狭窄症になると老化による構造物の変性がベースとなるためコスパが悪く、治療を中断するとまた痛くなることも多いので、おすすめ度は☆☆☆です。

股関節痛
効果
代替性
鍼の響き
総評

急な歩きすぎや運動で痛くなることがありますが、元々を考えると先天性の股関節脱臼や臼蓋不全などがあることも多いです。本人も自覚していないこともあるが、胡坐がかきずらかったりする人はその可能性があります。

股関節の手術によって、かなり生活の質も改善されることも多いので選択肢の一つだと思います。

効果:殿筋のコリや仙腸関節のずれによる股関節周辺の痛みであれば鍼が効きます。先天性股関節脱臼や臼蓋不全と診断され、下肢長の左右差が出ていたりすると遅かれ早かれ股関節の手術も念頭に置きつつ治療することになるでしょう。この場合、鍼治療すると一時的に楽になりますが、過度な歩行など無理すると痛みが出ることがあります。セルフケアとしてスクワットなどで殿筋のストレッチ・強化は必須です。

代替性:先天性股関節脱臼など股関節に問題がある場合は整体などでも難しいのではないでしょうか。

鍼の響き:そんなに長い鍼はしませんので大丈夫です。

総評:殿筋のコリの場合は小殿筋という深部の筋肉に鍼をしますが、これを手技でうまくとれるならば鍼以外でも可能性があります。仙腸関節の問題がある場合は仙腸関節刺鍼やAKAなどができないと難しいでしょう。

股関節に影響が出ている場合は、前述のとおりです。

膝痛
効果
代替性
鍼の響き
総評

効果:病院で変形性膝関節症と言われるものでも鍼が効くことが多いです。それはほとんどが膝周囲の筋肉などの軟部組織が硬くなったために起きているからです。

鍼で筋肉を柔らかくして、膝関節屈伸運動のリハビリをしていれば膝が伸びて、膝の後ろや内側が痛くなったり、腫れて水がたまったりしなくなります。だいたい、1回/週の治療で1,2か月かかります。

例外なのは膝関節内部の半月板や靭帯が壊れていたり、膝関節が高度に変形していたり、軟骨や骨がかなりすり減っていたり、リウマチで痛みが出ているものは治りません。

代替性:湿布は痛み止めなので貼っているうちは少しは楽です。コンドロイチンなどのサプリメントは効かないと思います。整体やマッサージでも良くなるかもしれませんが、時間がかかります。

鍼の響き:大腿前面への鍼は少し痛いかもしれません。数はまあまあ多いです。

総評:軽度~中程度のものが施術の対象で、普通に歩行ができ、正座ができるようになることが目標です。また、膝の屈伸リハビリが欠かせません。

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