頭、顔面、耳、口の症状

頭痛・片頭痛
効果 緊張性頭痛
偏頭痛
代替性
鍼の響き
総評

頭痛は緊張型頭痛、片頭痛、群発性頭痛、その他があります。

緊張型頭痛は姿勢による首や肩、背中の筋疲労や精神的なストレスなどで首や頭部の筋肉が緊張するために生じるもので治療の対象となります。数回の施術で痛みが緩解し、定期的な施術で頭痛薬を飲まなくなることも多いです。

片頭痛はマッサージなどの刺激は禁忌とする報告もありますが、私は治療して悪化させたことがありません。これは局所の治療だけではなく、全身の血行や自律神経のバランスを整えることが片頭痛のメカニズムに影響を与えているかもしれませんし、緊張型頭痛と片頭痛の混合型のうち緊張型頭痛の方が良くなったのかもしれません。いずれにしても病院や整体などで良くならなかった頭痛を一定数以上緩解させてきています。

群発性頭痛に関しては治療した経験がほとんどないため分かりません。

その他には脳内出血、脳腫瘍、副鼻腔炎、感染症などがありますが、いずれも鍼灸の適応外であるか、原因疾患の治療が必要なものです。

効果:緊張型頭痛や片頭痛には効果があります。頭痛が起こらなくなるには5~10回はかかります。

代替性:他の療法と比べても決してコスパが低いことはないと思います。

鍼の響き:そこまで痛くないと思います。1~3番の太さの鍼を使うことが多いです。

総評:鍼灸の治療が嫌いでなければ試してみる価値はあります。

顎関節周囲の痛み・違和感
効果
代替性
鍼の響き
総評

臨床で遭遇するものは突発性三叉神経痛と帯状疱疹による神経痛と顎関節症からくる痛み、ストレス性のもの、首・肩こりからくるものと思われます。

主に対象になるのは筋肉の緊張によるものですが、5回くらいの施術は必要です。顎関節症など歯科に問題がある場合は、治療後は良いが、痛みが戻ることも多いです。やはり原因部位の治療が必要だと思われます。

帯状疱疹は発疹が出ない場合(皮下に起こっている場合)と発疹が出る前段階では目で発疹を確認できないため、頭痛やあごの痛みと勘違いする場合があります。発症期は現代医学的な治療を優先させてください。予後は良好です。後遺症として痛みが残っている場合は鍼灸、特にお灸が効く場合があります。

耳鳴り・難聴
効果
代替性
鍼の響き
総評
耳鳴りをメインに訴えて来院された場合は鍼灸で著しい効果が出るものは少ないというのが今の私の答えです。
以前は積極的に治療したことがありますが、今は予約をいただいたときによくよくお話しするようにしています。
それは鍼灸治療院に連絡いただくような耳鳴りはかなり難しいケースも多いからです。
以下の私の基準は昔のブログから持ってきたものでありますが、臨床経験不足もあり、まだ、耳鳴りの治療に対して可能性を感じつつ、少し粋がっている文章ですが、まだそのまま載せていますね。
『耳鳴りの鍼治療』
ここ1~2年の間に耳鳴りの治療を6例ほど行いました。  結果改善・治癒5例  不変1例でした。 治療はすべて鍼による治療を行いました。男性1名、女性5名年齢:…

<軽快・改善する可能性がある場合>
・内耳・中耳の器質的疾患がみられない。
・首肩こりも伴う。
・特に胸鎖乳突筋の過緊張がみられる。
・首を動かしたり、首の筋肉を押すと耳鳴りが強くなったり、弱くなったりする。
・ザラザラとかガサガサとか音がするように感じる。
・天気やストレスに変動、日内変動などがみられる。

<不変・治らないもの>
・内耳・中耳の器質的疾患があると診断された。
・頚部の緊張がみられない。
・四六時中耳鳴りがあり(日内変動等無し)、何をしてもしなくても常に鳴っている。
・耳鳴りが始まって半年以上経つ。
・精神科・心療内科的疾患を抱えている。

また、突発性難聴は発症後1週間以内が勝負とされており、1週間以内に内耳血流が正常に回復すれば聴力の回復も望めますが、それ以降だと聴神経細胞が壊死してしまうため、聴力の回復は難しいと言われております。

メニエール病や耳管狭窄症と中耳炎と診断されている場合は対処療法として施術します。

鍼治療により頭部と首、顎周囲の筋肉の緊張が緩解することで椎骨動脈の血流(内耳の血流にも)が改善し、間接的に聴力が改善すると考えられています。

花粉症
効果
代替性
鍼の響き
総評

花粉症によるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみに鍼は効果があるのか?
当院の上頚神経節刺鍼法という特殊鍼法を用いたデータでは、およそ症状が半減するという結果でした(若干、目の症状が鼻などの症状よりも良い)。

これを効いたとするか、あまり効かないとするかは人それぞれの判断となるが、人体に何らかの影響を及ぼした可能性はあります。特記すべきことは、花粉症薬を既に使用しているが、症状の緩解に満足しない方に効果がみられたということです。

しかしながら、花粉症は季節ものだから、花粉飛来のピークもありますし、辛い人は各々で何らかの対策はしていますので、それが結果に影響した可能性は0では無く、「本当に鍼の効果なのか?」と問われますと「未だEBMもなく、分からない」としか答えようがありません。したがって、“アレルギーの薬が飲みたくない”、“薬を飲んでもあまり効果がない”という方向けかもしれません。

でも、毎年数名、「花粉症の鍼をしてください」とおっしゃるし、この特殊鍼法を用いている同業の鍼灸師の先生のところも毎年、花粉症患者に1~4月にこの鍼を行っていますので、ある一定の何かはあるのかも知れません。

アレルギー性鼻炎に星状神経節ブロックを行っているペインクリニックもありますが、よく分からないのでコメントはできません。

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