自律神経の測定について

  生きるために必要な自律神経とは何か?

からだの中には自律神経という神経が存在しており、内臓や血管、汗腺、目や鼻、舌などに分布して、からだが正しく働くように調整しています。
食事をした時には唾液や消化液を出したり、胃腸を動かしたり、走った時には汗をかいたり、心臓の働きを強くしたり、呼吸を促進したりできるのは自律神経のおかげです。
自律神経には交感神経副交感神経があります。
交感神経は車でいうアクセルの働きを担う神経で、バリバリ仕事をこなしたり、勉強に集中したり、運動するときにからだを興奮・活動させる方向に働きかけます。
副交感神経はからだを休める方向の神経で、ブレーキのような働きをします。リラックスモードにさせることでからだを休息・回復させたり、食事を摂るときに働く神経です。

  あなたが無理すれば自律神経も疲労します!

ストレスや肉体的な疲労、睡眠不足、運動不足、暴飲暴食などが続くと自律神経の働きが悪くなり、うまくからだの機能をコントロールできなくなります。
自律神経の不調は軽度なものでは寝ても疲れが取れないとか、体がいつもだるい、肩が凝るなどちょっとした違和感や不調などを引き起こすものから、
進行すると片頭痛や過敏性腸症候群、過換気症候群、胃潰瘍など病名がつくものの要因となるものまであります。
このような状態をまとめて自律神経失調症と言ったりします。

測定方法

指先から得られた“脈波”信号(指尖加速度脈波)を解析することで自律神経機能を測定することが可能です。

測定は椅子に座っていただき、人差し指にセンサーをはめるだけですので、痛くもかゆくもありません。2,3分そのまま座ってもらった状態で測定します。

測定値について

測定につきまして、大きく三つの段階に分けてみていきます。

①脈拍の変動・自律神経活動度・自律神経活動度

脈拍変動(HR Tachograph)とは変動が大きく、不規則で、複雑で、多様なほど健康であることを示します。変動が小さく、単純・単調で、一定である人はからだの調節機能が低下していることを表し、健康状態の低下や慢性的に疲れていることを示します。

脈拍分布(HR Distribution)は心拍数を積み上げた場合の形で、横幅が広いほど多様な心拍変動であることを意味し、棒の高さが低く広い方がより健康であることを示しています。

自律神経活動度はSDNN(Standard Deviation of Normal and Normal Interval)で診るが値が高いほど健康です。緑色のゾーンが適正範囲であるが、スポーツ選手などはより高い値を示したり、逆に病的に高い度合いを示す場合もあります。

体調が良好なときのグラフ

体調が良好なときのグラフ

体調が不調なときのグラフ

②自律神経バランス・自律神経活性度

体調が良好なときのグラフ

体調が不調なときのグラフ

自律神経バランス:真ん中のグレーゾーンに赤い点が近い方が健康な状態を表します。ストレスが慢性化するほど左下方向に下がっていきます。

自律神経活性度ではパワー(TP)交感神経(LF)副交感神経(HF)を診ます。

パワー:自律神経の全体的な活性を表す。値が大きいほど良い。

交感神経:値が小さいと体内のエネルギー喪失、疲労、睡眠不足、無気力、だるい

副交感神経:値が小さいと慢性ストレス、老化、心臓の電気的安定度の減少、機能的消化障害

③総合評価

体調がいい人↓

体調が悪い人↓

自律神経測定動画

これはある日の私自身の自律神経を測定した動画ですが、自律神経活動度が60.6と、40代の適正範囲:25~95の中に入っております。

副交感神経の値は良いのですが、少し交感神経が低いようでした。運動不足のためかもしれません。健康度は82点でした。

鍼灸治療前後での測定結果

施術前・施術後の測定結果を比較しました。
左右で画像をスライドできます。

脈拍の変動・自律神経活動

自律神経活性度

総合評価

自律神経失調症について、詳しくはこちらをご覧ください。

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