鍼は痛くありませんか?

このような質問をされる方は少なからず“注射への恐怖”がある方かもしれません。痛みへの感受性は心情面が多く左右されるとも言われますが、注射へのトラウマがある人は“鍼は怖いもの、痛いもの”とうイメージが強く脳にこびりついているのだと思います。

鍼の痛みを注射で表すのは正確ではないのですが、あえて⾔いますと"注射の1/10〜1/20程度"です。鍼の打たれた感触は注射のそれとはまったく異なるため、⽂章で表現するのはとても難しいのですが、⼩学⽣でも平気で治療に来ているのでそんなに恐れることはないと思います。

当院の鍼は、"イタイ"というよりもズシーンとくるような少し"重苦しさ"を感じるかもしれません。Painというよりshockという表現が正しいかもしれません。
鍼治療は痛い場所(例えば腰や肩など)の異常な神経興奮を取り除くことを⽬的としており、
⽣理学的にはその場所の組織は⾎⾏が悪くなっています。

そこに鍼先が当たるとズシーンとかズーンと重苦しい感覚が発⽣し、痛みが改善されます。"これを専⾨⽤語で「鍼の響き」ということがあります。

初めて経験した⽅は鍼の響きを痛い(Pain)と感じやすいですが、不安や抵抗がなくなってくると「痒い所に⼿が届く」ように「気持ちいい」と感じる⽅も多いようです。実際に、約20%の⽅は気持ち良いと感じています(当院調査)。この重苦しさについてですが、中国や韓国のハリ治療の専⾨書には「鍼の響きが無いと効果がない」と書いています。したがって、鍼した後に針先を動かして響きを起こさせることがあります。

⽇本の鍼灸はそこまで徹底的に鍼の響き感を重視していませんが、「細い痛みの少ない響かない鍼とどちらが効きますか?」と質問されたら、「響く⽅が効きます」とお伝えしています。これは私の腰部椎間板ヘルニアの実体験からも⾔うことができます。
響かない細い鍼を⽤いた治療は軽症〜中程度までしか効果が出ず痛くない代わりに効果も少し弱いと考えて頂ければと思います。

この様な鍼の効能から、当院では「本気で良くなりたい⽅や、症状が重い⽅へある程度響く鍼をおすすめしております。」今まで治療を初回で鍼の痛みを理由に中断した⽅は殆どいません。

ズシーンという響きは1秒程度で、それほどきついものではありません。ほとんどの患者さんは慣れていきます。"良薬は⼝に苦し"と思って頂ければ、その分効果を実感して頂けます。

鍼の刺激の種類をあえて分類すると・・・

①皮膚に針の先端が入るときの感覚 チク ジク
②コリの芯に鍼先が命中している感覚 ズーン ドーン ズキーン
③神経の近くに鍼が入った感覚 ビリ ビーン
の大きく3つに分かれます。

は鍼灸師が鍼を打った時に、打つ方向や力加減が悪くて、鍼が撓んで無理やり皮膚に入った時に起こることで生じるものです。比較的細い鍼で起こることが多いです。材質が硬く、先端が鋭く、太い鍼を一気に(素早く)入れることで防止できますが、太ければ太いほど良いというものでもありません。鍼灸師の技量によります。
また、患者さんの体調が悪かったり、生理前だったりすると感じやすい傾向はありますし、手足の先端や骨ぎわ、腕や足の内側、背中と腰の中間などは敏感だったりしますので、鍼灸師だけの問題でもありません。

はコリの硬いところに鍼先が当たった感覚で、悪いところに命中したときの感覚です。時には硬いコリをほぐすためにコリを突いたり(雀啄術)、鍼先を180°の範囲で回旋させたり(旋捻術)します。すると、最初は突くたびにズーンズーンと感じていたものが感じなくなります。コリがほぐれてきたサインです。

これは主に低周波治療器を用いて、神経パルス療法といって、神経痛の時に鍼先を神経の近くに入れ、1~100ヘルツの電流を流す治療をするときに感じる感覚かもしれません。麻酔科のブロック注射と同部位に鍼を行ないます。

鍼の痛みは神経質な人や過去に注射で痛くされた人が感じやすく、おおらかで良い意味で適当な人ほど痛くないようです。効果に懐疑的な人も鍼は痛がりますし、このような方は脳がブロックするので治療そのものが効きません。まあ、そのような人は鍼灸院に来院することはないと思いますが・・・。男女差や年齢差はあまり関係ないようですが、肉体労働の方よりも頭脳労働する方の方が痛みに関して敏感です。鍼を受けている時にゆっくり深呼吸をしていると痛みが感じにくくなります。
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